日本物理学会が進める次世代人材育成プロジェクトは,科学・技術の未来を担う若い人たちの育成を通して,
物理学と社会との関わりをより多層化し,強化していくことを目指しています。
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次世代人材育成プロジェクトの趣旨
日本物理学会は,科学・技術分野の未来を担う若手の育成のため,「次世代人材育成プロジェクト」を推進しております。このプロジェクトを通し,物理学と社会との関わりを強化してきたいと考えています。
物理学は,自然科学の中でも最も基礎的な部分を担うと同時に,新しい技術の種を発見し続け社会に革命的な変化をもたらしてきました。本会は,物理学の若い学徒たちがこの学問の進歩に寄与し,社会の諸問題の解決に取り組むことを期待し,その育成に努めています。数多くのノーベル賞受賞に象徴される我が国の輝かしい革新的研究の伝統を保つとともに,物理系人材の実社会への進出を促すことは,喫緊かつ永遠の課題であると考えます。本会のこのプロジェクトを通した取り組みに対し是非皆様のご支援を賜りたいと存じます。一般社団法人 日本物理学会 第75・76期会長 永江知文
日本物理学会について
日本物理学会は1877 年に「東京数学会社」として発足し、1946 年には「日本物理学会」として新たなスタートを切りました。
湯川秀樹博士・朝永振一郎博士をはじめ、現在まで15 名のノーベル賞受賞者を輩出しています。
会員の所属先
主な研究分野
素粒子/原子核/宇宙線・宇宙物理/ビーム物理/原子分子、量子エレクトロニクス、放射線/ プラズマ/ 磁性/半導体、メゾスコピック系、量子輸送/ 光物性/金属、低温/分子性固体/ 強相関電子系/ 表面・界面、結晶成長/構造物性/物性基礎論、統計力学、流体物理、応用数学、社会経済物理/ソフトマター物理、化学物理、生物物理/ 物理教育、物理学史、環境物理
会員数約 16,000人日本物理学会の活動
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会誌・論文誌
物理学の最新の成果を解説する和文月刊誌『日本物理学会誌』、最新の学術成果を世界に発信する英文誌『Journal of the Physical Society of Japan (JPSJ)』『Progress of Theoretical and Experimental Physics(PTEP) 』、その他『大学の物理教育』などの出版物を刊行しています。JPSJは113番目の元素「ニホニウム」発見の主要論文を掲載するなど、国際的に高い評価を受けています。いずれも広く購読者を募集しています。また、『日本物理学会誌』では企業広告も募集しています。
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大会(春・秋に開催)
大学院生から一線の研究者までを含む会員が一堂に会して研究発表を行う全国規模の大会を、毎年春と秋に開催しています。「年次大会」、「秋季(春季)大会」があり、どちらの大会においても延べ5,000名以上の研究者が参加します。3,600件におよぶ研究発表(口頭・ポスター)と活発な討論が行なわれます。総合講演(年次大会のみ)やシンポジウムなども開催されます。会場では、企業や各種団体によるランチョンセミナーやキャリア支援セミナーなど、産業界や社会と大学院生・研究者を繋ぐ企画も開催されています。
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次世代人材育成プロジェクト6つの
取り組み
物理学でつなぐ次世代人材と社会
「次世代人材育成プロジェクト」は、これまで先人から受け継いできた物理学を次世代を担う若者へつないでいく取り組みです。
生徒・学生のための「より良い物理教育」を研究・実践し、「物理学が創り出す充実した未来社会の実現」を大きな目標としています。
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1 Jr.セッション https://gakkai-web.net/butsuri-jrsession/
全国の中高生・高専(3年生まで)の生徒たちによる物理学研究の発表の場で、2005 年(世界物理年)以来、毎年、年次大会会場で開催しています。発表内容は身近な疑問を元にしたテーマから専門家も驚くような最先端のテーマに挑戦するものまで多岐にわたっています。生徒と物理学者の交流の場としても重要なイベントです。
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2 オンライン物理講話 https://www.jps.or.jp/public/seminar.php#online
研究者も含むすべての物理好きの方に向けて、最先端の話題についてオンラインで紹介します。どこからでも受講でき、一般向けの解説よりも深い理解が得られます。
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3 キャリア支援イベント https://www.jps.or.jp/activities/career/index.php
物理学を学ぶ学生と企業との出会いの場を提供しています。
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4 自然の不思議 - 物理教室 https://www.jps.or.jp/public/middles.php#jikken
日本物理学会・日本物理教育学会・国立科学博物館の共催による、小学校高学年・中学生向けの体験型実験教室です。
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5 物理教育シンポジウム https://www.jps.or.jp/public/seminar.php#edsympo
物理教育に携わる教員・学生を対象とし、講演や討論を行います。
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6 高校物理の授業に役立つ基本実験講習会 (東京開催) https://www.jps.or.jp/public/seminar.php#tjikken
日本物理学会・物理教育研究会(APEJ)が主催する現職の物理(理科)教員と教員志望の学生を対象にした講習会です。実際の授業に役立つ知識や技術、情報の共有に取り組んでいます。
日本物理学会と始める「次世代支援」
日本物理学会が展開する「次世代人材育成プロジェクト」を今後も継続・発展させていくために、ぜひともこの機会にご支援をお願いいたします。
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正会員
会費年額12,000円 -
- (1)『日本物理学会誌』の配布が受けられます。
- (2)大会での研究発表申し込みが可能です。詳細は
https://www.jps.or.jp/nyukai/nyukai_annai.php をご覧ください。
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賛助会員
会費年額 一口 35,000円 -
- (1)『日本物理学会誌』・『大学の物理教育』の配布の他、口数に応じ『JPSJ』配布、『JPSJ オンライン版』閲覧権付与が行われます。
- (2)年次大会・秋季(春季)大会に会員価格で参加することができます。
- (3)『日本物理学会誌』および当会ウェブサイトに会員名称の掲載が可能です。
- (4)当会刊行物を会員価格で購読できます。
- (5)大会の企業展示などのイベントでは、割引価格が適用されます。
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大会での出展・セミナー開催
毎年春と秋に開催している全国規模の大会にて理化学・計測機材・出版に関する展示会、企業様によるランチョンセミナー、共催シンポジウム、キャリアパス企画(2019年スタート)等を開催し、研究者と各業界との交流の場を提供しています。賛助会員の場合には割引が適用されます。
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「日本物理学会誌」広告出稿
- 発行:
- 毎月5 日(月刊)
- 発行部数:
- 約16,000 部(月平均)
- 配布先:
- 日本物理学会会員、ほか
- サイズ:
- A4 版
- 広告掲載料:
- 1 頁122,000 円~(賛助会員価格112,000 円~)
「次世代人材育成プロジェクト」
へのご寄付
次世代に物理学をつなぐ取り組みに皆様のご支援をお願いいたします。スポンサーとして貴社名を年次報告、日本物理学会ホームページに掲載させていただくことも可能です。さらに貴社名を冠したイベントの開催も検討させていただきます。
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日本物理学会は「次世代人材育成プロジェクト」で展開している事業をこれからの日本の未来を担う優秀な人材を育てる一助として位置付けています。これらの事業を継続・発展させていくためには、皆様のご支援が欠かせません。
そこで、日本物理学会では、このプロジェクトに企業や団体、個人の皆様から広くご寄付(企業・団体:10万円~、個人:3千円~)を受付けております(※)。
※大口(100万円以上)のご寄付をいただいた企業・団体様とは、各種イベントでのコラボレーションを含めた相互協力をはかっていきたいと考えております。 -
クレジットカードで寄付する
※IEは対応しておりません。
※情報入力をいただいた後、メールにてご決済画面(決済代行業者:syncable)のURLをお知らせいたします。
銀行振込で寄付する(webフォーム)
銀行振込で寄付する(申込書、個人の方)
銀行振込で寄付する(申込書、法人・団体の方)
ご寄付はクレジットカード払いまたは、銀行振込にてお受付しております。
銀行振込をご希望の場合は、事前にwebフォームまたは申込書にて、必要事項を事務局にお送りいただき、指定の口座へお振込みください。
※申込書はメール添付または郵送にて事務局にお送りください。